ひとめぼれ [Ricoh AUTO 35V]
驚きましたー、このセンス。
1961年にこんなデザインのカメラが存在していたなんて!
アバンギャルドな感覚に脱帽、一目で気に入りました。
このカメラ、Ricoh AUTO 35Vっていいます。
リコーのHPによると前年に発売されたAUTO 35の改良機だそうです。
基本的には先代のデザインを踏襲してるけど
35Vのほうが洗練されてて完成度も高いと思う。
ちなみに、同時期の国内主要メーカーの35mmLSカメラを挙げてみると
オリンパス→ Auto Eye(1960)
キヤノン→ Canonet(1961)
コニカ→ S2(1961)
ミノルタ→ A5(1960)
ざっと、こんな感じ。
コニカのHPによると、IIIシリーズからSシリーズに移行する時に
『若い魅力』をコンセプトにデザインを一新したらしいけど
その割に、先にあげた他社のカメラとそんなに違わないよな・・・
でも、AUTO 35シリーズはもう、次元が違うところへいっちゃってる。
『若い魅力』Konica S2と並べてみると
このカメラが、いかに斬新なデザインだったか分かりますよね。
鏡筒の根元に付いている黒いレバーがシャッターボタンなんだけど
招き猫の手みたいでしょ。
このレバー、ケーブルレリーズを使ってシャッターをきると
「いらっしゃい」って動くんですよ。
あんまり気に入ったんで『猫タロウ』と名付けちゃいました。
フロントは、シルバーとブラックのツートン。
この比率を計ったら、なんと黄金比ならぬ白銀比(1:√2)
こんなところに数学的秩序を組み込むとは、どうりでプロポーションいいはず。
トップカバーの刻印、全然カメラっぽくないでしょ。
フォントのチョイスと文字間のバランスが絶妙。
ゾーンフォーカスのピクト、なかなかいい味出してます。
このピクト、ファインダー内にもちゃんと現れます。
ヌメッと真っ黒なうしろ姿、なーんにもありません。
ここまでくると潔さを感じますね。
巻上げ・巻き戻しは底部に。
巻上げはRicoh 35シリーズの流れをくむトリガータイプ。
意外に保守的な一面も。
着脱式のアイレット、なかなか凝ってます。
外れたりしないかと一抹の不安はあるけど、使い勝手は良い。
このカメラのデザイン、すごく好きですね。
いったいデザイナーは誰なんだろう?
あ、デザインだけじゃなくて写りも気に入ってます。
猫タロウ、意外にいい仕事しますよ。
Ricoh AUTO 35V
当たってよかった。 [畑]
農業体験農園の申し込み、1件だけ当りました!
今度の農園、新規開設だけど自宅から歩いて10分以内。
これまでは自転車で30分ぐらいとちょっと遠かったので
週末に1週間分をまとめて収穫するパターンだった。
新しい農園だと『その日の食材を、その日に収穫』なんて
贅沢なこともできそうなので期待大です。
今までお世話になっていた農園は体験農園の先駆的存在で
園主さんも農業界ではそれなりの有名人。
低農薬、有機農法はもちろんのこと
地産地消や食育、棚田の保全に力を入れてたり
畑の中にレストランを造ったりと行動的でおもしろい人だった。
さて、今度の園主さんはどんな人かな・・・
一先ず、野菜づくりができる事になって良かった。