二つ目がほしい [Primoflex 1a]
二眼レフがとっても欲しくなってしまった。
今まで使ったことないし、ましてや触ったことすらない。
そもそも、中判カメラ自体ほとんど縁がなかったわけで
せいぜいカメラ量販店の店頭で触るぐらいだった。
ライカ判のちょい古LSカメラがだんだん増えてきて
この際、折角なんだから中判も1台あっていいじゃないかと。
それに、正方形フォーマットも興味大だしね。
リコーかヤシカがいいかなと思って物色を開始したものの
二眼レフって、オークションでも人気高くて
頑張んないと落札できないんですよね・・・、はぁ〜。
オークションを彷徨うこと3ヵ月余。
頑張んないでも手に入りそうな、パリパリ、ボコボコのPrimoflexを発見。
かの、TOPCONの、東京光学がつくった二眼レフ。
名前だって『Primo』ですから、なんてったって『主役』ですよ!
そうそう外れることはないだろうってことで、頑張らずに落札。
現物届いて確認するが、やっぱりパリパリのボコボコ。
うーん、写真はウソつかないですね。
でも、文句はいわない。
とにかく、二眼レフが欲しかったのだ!
見た目は悪いけど、幸いレンズに致命的なキズや
白濁はなさそうなので一安心。
ミラーもどうにか大丈夫、部品の欠品もなさそうだから
まぁ、なんとかなるでしょう。
フードのゆがみをペンチで直し
裏ブタのへこみを叩き出し
油でベトベトのシャッター、絞りをバラして清掃。
磨りガラス、ミラーもきれいにして
フォーカス機構のグリスアップも忘れずに。
--> 簡単にバレちゃったんで、記録写真ぜんぜん撮ってなかったです
しかし、ひとつ問題が。
う〜ん、テイクレンズが思うようにきれいにならない。
光の加減で見える同心円状に広がる白っぽいシミというかスジみたいなのは何?
これって、ひょっとしてバルサム切れですかね?
写りにどんな影響がでるんだろう・・・
最後にお約束、内面反射対策として植毛紙はっときました。
ゆがみ、へこみを直したといっても所詮シロウト仕事。
剥がした貼り皮は粉々で再利用できそうもないし
肝心のテイクレンズもバルサム切れっぽい・・・
悲しいかな、やっぱり、かなりのポンコツだわ。
でも、ビューレンズを通してピントグラスに浮かぶ風景、いいですね〜。
サイレントの8mm映画を見てるような感じがする。
デジカメの液晶に映るそれとは大違いだね。
なんかスッゴく、リアリティを感じる。
『よし、撮るぞ!』って、気合いが入ります。
Primoflex 1a / Toko 75mm F3.5
見てくれはかなり悪いけど、ちゃんと?写りましたよ!
テイクレンズの不具合も影響なさそうです。<-- ボクにはよく分かりません
はじめての二眼レフ、ポンコツだけど大満足デス。
シンプルな構造、35mmとは違う撮影スタイル。
それに、6cm×6cmのフィルムサイズも魅力的。<-- 35mmと比べたら、面積約4倍!
なるほど、人気があるわけだ。
ハダカのままじゃ、あまりにも可哀想なので
100均で貼り皮の代用になりそうなものを探して
お化粧直ししてあげようっと。
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