SSブログ

LEICAじゃない?(その2) [Yashica ELECTRO 35 CC]

 
35cc_02.JPG

25年ぶりの再会。
正真正銘、『YASHICA』のELECTROです。
いや〜、懐かしい。


喜んでカミさんにも見せびらかす。
「そーいえば、そんな黒くてボロッちいの持ってたね」
と、そつない返事。


ま、気にしないでおきましょう。


まずは、電池を入れて動作確認です。
バッテリーチェックボタンを押すとカウンター内がグリーンに光る。
ファインダー内の露出警告灯も絞り操作に応じて動く。
シャッター速度も絞り値や被写体の明暗に応じて変化。
よし、取り敢えずOKー!


当然モルトはNG、全体的に汚れていたので分解清掃に掛かる。
レンズ、シャッター、ファインダー、ダンパーゴムなどなど
一通りの作業を終えて動作テストしてみると・・・


あれ? シャッターがスローの単速でしか切れない。
なんで? なんで???
絞りやASA感度を変えたりしてみるが症状は変わらず・・・


ガーン! 電子カメラを壊してもた〜(泣)


シャッターを閉じる時に何かミスした?
シャッターを開けてデジカメ画像と見比べてみるが変なところは見当たらない・・・


じゃー、Cds周り?
再度、分解・組立てを試みるが症状は改善されない。


ということは、シャッター側じゃなくボディ側なのか?
レンズボードを外して観察するが原因が突き止められず。
組立てて動作テストしてみるが、やっぱりNG。


その後、分解〜組立て〜テストを何度か繰り返した末、やっと原因を発見!
レンズボードとボディをつなぐ茶色いリード線が1本、基板から外れてました。
うううっ、だからハンダは嫌いだー!!


35cc_04.JPG


外れたリード線をハンダ付け、仮組みしてテストすると
絞り値や明暗によってシャッター速度が変化するように。
よかった、無事復旧〜。


貼り皮とモルトを直して、最後に距離計の調整。
CC以前のエレクトロにはシャッターにBの設定があるけどCCにはなし。
Cdsを遮光して超アンダーにするとシャッターが4秒間開いてくれるので
その間にフィルム面のピントをルーペで確認。
フィルム面のピントと合致するよう距離計を調整して作業完了となりました。



しかし、むかし邪毛に扱われたことへの復讐?
なんだか・・・ちょっと、辛い作業だったな。




35cc_m01.jpg



35cc_m02.jpg
Yashica ELECTRO 35 CC


▷LEICAじゃない?(その1)
http://om19-bwvege.blog.so-net.ne.jp/2009-01-22
タグ:ELECTRO

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。