SSブログ

針穴1号への道(その1) [針穴カメラ]

 
hariP_m01.jpg
Haripola 60mm/F256


昨年のこと。
息子の春休みの自由研究のネタ探しにと
カミさんが図書館から何冊か本を借りてきた。


なになに、針穴写真? ピンホールカメラ?
所詮、小学生の自由研究ネタだろ〜。
日光写真のようなものかと思っい本を手に取ってみる。


ふむふむ。
レンズなし、針であけた小さな穴でこんな立派な写真が撮れる?
へぇー、スゴイじゃん! なんだか面白そう。
ってことで、なぜか父親の自由研究ネタに。


しかし、本に紹介されていたのは空き箱を使って印画紙を露光する方法。
この方法だと現像やプリントのために暗室が必須ときた。
わが家の風呂場をロケハンしてみたけど、日中の遮光は難しそうなので止むなく断念。


気を取り直して、ネットや図書館でピンホールカメラのことを調べてみると
針穴写真愛好家がたくさんいるのね、いろいろな方法が紹介されてました。

 1)ピンホールカメラキットを購入 ←一応自由研究なので、これだけは避けたい
 2)一眼レフのボディキャップに穴をあける ←1番簡単そうだけど、一眼レフが壊れててNG
 3)古いポラロイドカメラのレンズをピンホールに改造 ←カメラによってはズームが可能
 4)既製のフィルムホルダーを利用してボディを自作 ←6×6以上のフィルムサイズが魅力
 5)カメラを自作 ←突き詰めれば、ですね


なるほどー、フィルムを使うカメラなら暗室問題は解決。
簡単そうだったのと、『ズーム』の誘惑にまけて古いポラロイドを改造することに決定。
オークションで幾度となく入札に破れ、やっと目当てのカメラが落札できました。



pola250_01.jpg
Polaroid Land Camera 250、60年代後半の蛇腹ポラロイドです。
富岡光学のレンズがついた有名なマニュアル機180と違いオート露出だけど
メタルボディにZuiss Ikonの連動距離計がついたなかなか立派なカメラ。
結局、改造するのがもったいなくなってピンホール化を中止することに。



pola250_02.jpg
日本にはない4.5V電池仕様なので単5電池3本で代用できるのように改造。
軽い分解・清掃とモルトを交換、本来のカタチで使えるようになりました。



撮った! よし、フィルムを引っぱりだして現像開始。
90秒待って・・・・・、撮れたかな?っと、端からゆっくり剥がす。


SX70とかの、だんだん画が浮き上がってくるタイプのフィルムもいいけど
出来上がるまでにいろいろと儀式があるピールアパートも楽しくていいですよ。
残念ながらポラロイド社純正のフィルムは製造終了になってしまったけど
フジのフィルムがあるかぎり、このカメラには現役で活躍してもらおうっと。



pola250_m01.jpg


pola250_m02.jpg
Polaroid Land Camera 250


▷針穴1号への道(その2)
http://om19-bwvege.blog.so-net.ne.jp/2009-03-07

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。